馬券ファン諸兄の馬券検討の際に、
座右に置かれている予想紙はなんであろうか。
日刊紙(スポーツ紙)?
それとも専門紙?
それとも、何にもなし?
「専門紙は高いから、日刊紙を愛用している。
値段にして、4倍近くも違うし、内容的にも
ほとんど変わらないから…」
とお思いの皆さん。
それは、ハッキリ言って間違いである。
なぜなら、競馬専門紙には日刊紙にはない、
「珠玉の情報」がドッサリと詰まっているのだから。
その理由を例によってツラツラツラと書きつらねてみよう。
絶対的な記者の頭数が少ない日刊紙が、
専門紙には絶対に適わない、唯一のもの。
それは、「厩舎談話」である。
日刊紙の取材活動はどうしても、メーン中心になり、とてもじゃないが、
特別レース以外の平場レースまでは、綿密な取材が行き届かない。
日刊紙の特別以外のレースの情報が、
馬柱とおざなり程度の追い切り時計に終始しているのは、
そのためである。
だが、専門紙は綿密に陣営にアタックをかけて取材を行なうので、
全出走馬の談話が新聞紙上に登場する。
とは言え、
ここで気をつけてほしいのが、その内容。
「前走は馬体が太かった」
という今走の談話があったとする。
しかし、その前走の談話を引っ張り出すと、
「馬体は絞れて、走る気が出てきた」
と書いてあった。
思わず、「絞れたて言うとるがな! ボケッ!」
と突っ込みたくなるが、
談話というのは「そういうもの」なのである。
書いてはいけないネタというものが少なからず存在するので、
その点はマスコミ商売を責めることはできない。
では、専門紙の「珠玉の情報」とは何なのだろうか?
それは、厩舎に取材に行っているという「事実」そのものである。
取材記者の中でもベテランの部類に入る人は、
書いてはいけない「本音」の情報を少なからず入手している。
当然、一般的なファンがそれを知ることはできないが、
微かでも、その情報をキャッチする方法がある。
それが、その担当記者の「印」というわけだ。
言うまでもないが、印とは新聞の馬柱(成績欄)に載っている、
例の◎○▲△注×× など。
では、なぜ「印」で本音の情報をキャッチできるのか?
それは、記者の本音は談話原稿ではなく、
「印」に表れるからだ。
談話にベールはかぶせても、「印」にベールはかぶせられない。
競馬記者とはそういう人種なのである。
回収率の問題もあるしね。
例を挙げてみる。
2、2、2、2着ときた未勝利馬がいたとする。
今走も調教で変わりない動きをしていれば、当然1番人気。
馬柱を見ても、ほとんど全員が「◎」の場合。
しかし、厩舎担当の記者だけが「△」なら、どうする?
あるいは「×」ならば、どうだろうか?
こういう時にこそ、疑ってかかることをお勧めしたい。
もしかしたら、疲れが出ているかもしれない。
もしかしたら、ソエが出ているのかもしれない。
そして、その情報を種々の理由で外に出せないかもしれない…
からである。
もちろん、狙い過ぎて外す場合もある。
担当記者が深読みし過ぎて、実際はそうではないのに、
そうだと決めつけてしまうチョンボである。
(私もよくやった)
そんなニセ情報を、間違って我々がキャッチしてしまったら、
目も当てられない結果が待ち受けていることだろう。
それゆえ、
これまで以上に情報の取捨が厳しくなることは言うまでもない。
だから、思い込みの激しい方などは、
こんな見方もあるのだな…ぐらいに考えた方がいいかもしれない。
「どの記者がどの厩舎を担当しているか分からない」
という人は、記者のコラムを読んでみよう。
追い切りが…と書いている人は調教班。
陣営が…と書いている人は厩舎班である。
その場合は、
その馬の所属厩舎=担当厩舎と思って、間違いはないだろう。
例によって当たるかどうかの保証はしないけど、
頑張って、いい情報を探して下さい。
面白い話があったら教えてね。
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